新宿シティハーフマラソン

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1月29日(日)に行われた新宿シティハーフマラソンの様子をお知らせします。なお、競馬風にしてありますが、本人は競馬はやったことがありませんので不自然な点はご容赦を。

開催日:1月29(日)出走馬:バフンノカオリ(湯殿厩舎、調教師:湯殿、馬種:農耕用馬)外約3,000頭。ゲスト馬:セコノハヤテ、外牝馬2頭
馬場:国立競技場及び周辺の周回コース

 湯殿厩舎は会場から遠いので、後楽園の場外馬券売場近くの宿舎にて宿泊する。
 開催日当日は、前日にエントリーを済ませてあったので、のんびりと会場に向かう。国立競技場に着くと既にパドックでは駿馬が盛んにウオーミングアップをしている。それにつられてあまり速いとは思えない馬や牝馬もウオーミングアップをしている。バフンノカオリはウオーミングアップする体力がもったいないのでじっとしている。9時近くになり、全頭ゲートに向かう。出走馬が多いので、最前列から最後尾までは200mぐらいはありそうだ。

 以下実況風

 9時15分、ピストル音と共に各馬一斉にスタートと言うところですが、あまりの馬の多さに後方の馬はまだ動こうともしません。自分の実力を熟知しているのか、あまり慌てた様子はありません。凡そ30秒後いよいよ後方も動き始めました。おっと、その横を先頭馬が駆け抜けていきます。スタート前に既に周回遅れです。駄馬達も思わず失笑しております。後方の馬もようやくスタートラインを通過し、グランドを1周後スタートから約4分で国立競技場を後にして周回道路に出て行きました。バフンノカオリはこのスタート直後の遅さを利用してウオーミングアップとしているようです。本日は馬場も良好で各馬それぞれのスピードで走っております。疾走というよりトコトコといったところでしょうか。約3キロ地点に給水所があり、左手が水、右手がアミノバリューとなっているようですが、各馬エントリー料の元を取ろうとしているのか右手のコップに手を出しております。バフンノカオリここは勝負に徹してこの隙に前で出て行きます。
 甲州街道に出て行くと、結構な交通量です。ドライバー達は駄馬がトコトコ走っているのを苦々しく思っているのでしょうか。1周が終了しボチボチ先頭集団に抜かれる時刻となってきました。6キロ過ぎに後からカツカツという高い蹄の音が聞こえ、あっという間に前へ行ってしまいました。バフンノカオリはまだ体力が充分残っているのですが、あまりの速さにつくことができません。7キロ附近でまた、甲高い蹄の音です。おっと、バフンノカオリが無謀にも農耕馬というのを忘れたのかサラブレットについていきます。しかしここは自重したのでしょうか約100mで駄馬集団に戻りました。続いて2度目の給水所です。今度もバフンノカオリは給水しません。脱水症状にならないのでしょうか。いつもなら元を取るため必要以上に飲むのでありますが。
 さて、いよいよ外周の最終周です。国立競技場に向かう駿馬を尻目にまだ外周道路に向かいます。先ほどからどんどん抜いていたバフンノカオリですが、さすがに疲れた見えたのでしょうか集団に埋まっております。折り返しを過ぎ、国立競技場へ向かっていきます。まだ外周に向かう馬に対し優越感に浸っております。そして国立競技場に入りました。バフンノカオリの横を牝馬が抜いていきます。そこはバフンノカオリも必至についていきます。いくら駄馬であろうと牡馬のプライドです。おっと牝馬はそのままゴールに向かいます。場内アナウンスでは牝馬の4位であることを告げています。バフンノカオリは目標を失ったのか失速状態です。それでも国立競技場を出るとまだ外周を走っている馬に対する優越感なのか再び頑張りが利いてきます。

 そして、いよいよゴールの国立競技場です。農耕馬の衣装なのかいつの間にか「ほっかぶり」をしております。バックストレートを走っていると、前方にゲストの牝馬が1頭インタビューをしながら走っております。バフンノカオリいきなり猛然と疾走!速い!どこにこんな体力が残っていたのでしょうか。牝馬に興奮したのでしょうか。全速力のままゴール、時間は1時間43分台でした。牡馬の総合順位でもなかなかお上品な順位です。

 そして、参加賞のディパックとアミノバリューを貰い元を取ったと一頭ほくそえんでいる。バフンノカオリでした。ヒヒーン。

 なお、参加された選手の皆さん、馬に見立てて申し訳ありませんでした。早い人も遅い人も各自それぞれ一生懸命走っているので、タイムでの優劣をつけるつもりはありません。参加者皆さんのおかげで楽しい休日となりました。
 合掌
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