第２回東京マラソン

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　東京マラソンは、当日受付が無いので前日受付となる。といっても、東京で宿泊しない限りはスタートに間に合わないので、当初から宿泊予定である。

　今回は、ロングの練習ができなかったので、当初目標の３時間３０分から４時間に下方修正である。

　まずは、川崎大師にて戦勝祈願である。神頼み（寺院だから仏か）他力本願である。川崎大師名物の久寿餅を食べ。その後、東京ビックサイトで受付を済ませ、築地のすしざんまいで昼食、美味かった（宣伝料くれ）。夕食は池袋の香港蒸籠（ホンコンチョンロン）にて飲茶バイキングである。まあカーボパーティーということにしましょう。ホテルに帰り、酒も飲むし目茶目茶ですな。何故か自暴自棄になって快便堂２に五月蝿がられてしょぼんとなってベットに入った。

といきなり当日である。

　夜は全く眠れず、体調は重い。朝５時３０分から「すき家」で納豆定食である。本日の衣装をまだ決めかねているが、寒さ対策でパンストを履くことに決定した。制限時間が７時間のフルマラソンでは、完走できないということはまず考えられないので、自己ベストを狙わない限りは気楽なもんである。

　新宿駅に到着すると、関係者の列が都庁まで続いている。スタート付近はランナーしか入れないのでここで快便堂２とはお別れである。衣装は最後までメイドにするか決めかねていたが、あまりの寒さと、スタートまで約１時間寒風に身をさらさなければならないので、メイドは断念し、腰手ぬぐいジャージマン親父にした。というか、付近に仮装ランナーがおらず、ＫＹになってはいけないので用心した面もあるのである。トイレも長蛇の列だと思っていたら、すぐに使用できた。もっとも、８時頃だったので他のランナーは時間ぎりぎりに行くつもりであったのであろう。

　荷物を預けるのに時間がかかるということであったが、全てスムースである。昨年の教訓が生かされているのであろう。願わくば、スタート前１時間からスタート位置に並ばせるのは寒さ対策からいっても非常に苦痛である。某サイトではアミノバリューが効くということで、３０分前に摂取ということであるが、これでは間が持ちませんな。

　スタートブロックは皆さんほとんど無言状態である。もう少し暖かければ話もはずんだのでしょうが、この寒さでは皆さんトイレの心配でもしていたのでしょう。前方で開会セレモニーを行っているようですが、ほとんど馬耳東風である。ただし、国歌斉唱だけは結構な方が歌っていました。もちろん私も。

　さて、スタートである。Ｃブロックなので、かろうじてメインゲートを見ることができる。号砲一発スタートしたいところであるが、３分のロスでスタートを切った。安定した速度で走りたかったので、混雑する内側を避けるため最初は左側を走る。最初の１キロはネットで６分かかっているが予想の範囲である。応援もすごいが、ここで興奮してスピードを上げると後半に響くのでじっと我慢である。東京タワーの衣装をしたランナーが走っていたが面白くてよかった。

　快便堂２が市ヶ谷で応援なので、コースを右にとり走るが発見できなかった。ここまでは下りということであるが、下りを意識することはなかった。それよりも、距離掲示の見落としが多く、ラップタイムが取れなくて困った。ビルの谷間を走るので、ＧＰＳも動作が不安定である。体が暖まってきたので配給されていたビニールウエアを脱ぐ方が多いが、快便堂はまだ暖まらないのでまだ着用している。

　スタートしてからコースを広くとっているので結構なスペースがあり走りやすい。またこのあたりのランナーはまじめに走っている方が多いので横に広がって走る方もいなく、自分のペースで走りやすかった。日差しは強くなってきているが、日陰に入ると走っていても寒さを感じる。

　走るコースは、内側を走るのが距離が短くて良いということであるが、内側はランナーで混雑するので敢えて外側を走り一人ぽつんと走る感じである。いつもより１キロが長く感じる。多分体調もよろしくないのであろう。皇居を右手に見ると、１０キロの部は終盤である。祝田橋で快便堂２が応援しているので、やはり外側を走るが発見できなかった。向こうはわかったであろうか。

　日比谷の交差点から第一京浜である。なんかうんこ臭いな。しばらくすると、先頭集団がすれ違って行った。とりあえず会えてよかった。応援も途切れることがない。途中のトイレは並んでいる方がいるのでパスである。申込時に自分の目標タイムで申し込むが、大体の大会はサバを読んで申込する方が多く、ごぼう抜きしながら走るのが常であったが、今回は皆さん実力どおりに申込したらしく、ほとんど同じスピードで走っていて走りやすい。

　給水はアミノバリューと水があるが、水をとる方はほとんどいない。こちらのボランティアの方は閑かな。寒い場所なのである程度忙しい方が良いような感じであるが。反対側をバニーちゃんが走って行く。結構速いなー。このあたりの仮装ランナーは３時間３０分を楽に走れる方なのであろう。そして、折り返しである。まだ半分も過ぎていないのに結構疲れたかな。現在まで給食は無しである。このときのためにクリームパンを３個持参していたので補給である。美味いねー。反対側はランナーがぐちゃぐちゃ走っている。こちらを見てうらやましいと思っているのであろう。再び新橋付近でうんこの臭いがする。いったい何なんだ。反対側を走っているランナーも少なくなってきた。日比谷交差点でまだ反対側を走っている方がいるが、こりゃ完全に駄目ですな。

　いよいよ中間点である。ここから仕切り直しですな。体に無理をかけていないので、体力的には問題なさそうである。ただ、パンストを履いているので、若干蒸れ気味ですかな。銀座に入ると反対側に選手が走っている。残念ながらトップランナーとすれ違うことはできなかったがのりこ大好きの平澤氏が走っているのは見ることができた。いままでキロ５分前後で走ってきたが、ここへ来てスピードが落ちてしまった。隣をバレリーナが踊りながら走っている。この人速い！応援もものすごい。快便堂もメイド服着てくればよかったと後悔してしまった。

　マラソンは３０キロからということなのであるが、挑発してきた女性ランナーがいたので、ついペースアップ。あまりに調子が良かったのでストライドも伸ばして激走モードに突入。雷門前をごぼう抜きで通過である。まさに怖いものなしですな。気分も最高潮！このままいけば、３時間３０分切りも可能という段階となって脚は止まったのである。その時は突如訪れたのである。

　３５キロの築地を苦しいながらも通過したが、この先に待ち構える佃大橋を橋って乗り切れるか心配であった。佃大橋自体はそれほどの急勾配ではなく無事に乗り切ったが、その後の２本の橋は完全にヨロヨロである。キロ６分台まで落ちてしまいがっかりである。というか、この時点で１３時までに到着すれば３時間３０分切りであると思っており、安心してしまっていたのである。スタートが９時１０分であるから１２時４０分にゴールしないと駄目であるのに。そのことに気が付いたのは４０キロ付近である。脳に酸素が行き渡らなかったかな。４０キロの段階では既に不可能なタイムとなっており、４時間を切ればよいかなモードに入ってしまった。それでも最後の直線だけは激走するということで、ほっかぶりジャージマン親父モードでゴールしたのであった。

　今回画像が添付されていないが、撮影班の快便堂２が移動にてんてこ舞いしており、快便堂を発見できなかったため画像が添付されていません。銀座ではあまりの混雑に駅に入れず、銀座から月島まで歩いたようです。結局、ゴールしたのは快便堂の方が早かった。

　走って感じたことであるが、ボランティアの方々の献身的なサポートや沿道の観客の皆さんの応援により感じの良い走りやすい大会と感じました。来年も走りたいと思いますが、東京マラソンは完走するより当選する方が難しいので多分無理でしょう。良い思い出になりました。もし来年走れれば、３時間３０分切りでがんばります。

GPSデータを公開しますが、スタートから市ヶ谷付近までは衛星を捉える事ができなかったため、適当に作ってあります。また、途中も大幅にずれているところは修正しました。

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