救助訓練(湯ノ丸、烏帽子)

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実施日:5月24(土) 参加者:上田警察署、長野救急医療専門学校、山岳遭難防止対策協会湯の丸分室
行程:地蔵峠〜キャンプ場〜湯の丸山〜烏帽子岳〜水平道〜キャンプ場〜地蔵峠
長野県山岳遭難防止対策協会章遭対協章

 何を隠そう、我輩は遭対協の救助隊員だったのですよ。あまりに名ばかり隊員なので、たまにはということで救助訓練に参加しました。
 今回は豪華メンバーで、管轄する上田警察署の方々、救助協定を結んでいる長野救急医療専門学校の方々、そして我等が長野県山岳遭難防止対策協会湯の丸分室の若干名(ガッカリ)の合同軍事演習いや違った合同訓練が実施されたわけです。

 湯ノ丸ごときで、遭対協など必要なのかと言うと、北ア南北などの高度な救助活動は無いようであるが、気軽に登れる2000m峰なので軽装お気楽登山者の怪我も多いようです。
 
キャンプ場キャンプ場

 本日の予定は、湯ノ丸、烏帽子の登山道の点検と専門学校による応急措置の講習である。山出に何ができるかというと何もできないと言わざるを得ないが、機動力は隊員の中でもトップレベルだと思う。
 湯ノ丸、烏帽子の単独登山であれば、地蔵峠から40分と50分で登れるし、アマ無線、小型GPS、雷検知器を自前で装備しているのでトイツ軍の電撃戦のごとき一気に現地到着はできそうである。なお、山出は軍事マニアではないので申し添えておきます。
湯の丸山から四阿山湯ノ丸から四阿山

 今回山出は最後尾からお気楽登山である。方面隊長が面白い方でしゃべりっぱなしである。まあしゃべらないと呼吸できないのかもしれない。
 湯ノ丸在住の方なので植物をはじめ、いろいろなことを知っているので話を聞いているだけで楽しくなります。
 今日は登山者も少なく、山頂には3名しかいませんでした。
烏帽子稜線より湯の丸山稜線より湯ノ丸山

 学校関係者が、湯ノ丸の下りで石車に乗って捻挫をしたようで残雪で患部を冷やし、湯ノ丸と烏帽子の鞍部で待機をなりました。遭難者を置いていいんかい。

 専門学校の校長先生は100名山を踏破した方のようで健脚である。一度お手合わせをお願いしたいと思う。
ササダニササダニ

 この近辺はダニが多いようで、この時期は切り株や石の上で暖をとっているようです。校長先生がダニを見つけて見せてくれました。
 山出はダニを見たのは初めてです。山ビルは西表島で見せていただきましたが。ところでダニは動きがだいぶ早く驚きました。
救急講習救急講習

 専門学校の皆さんが骨折を想定した対処法の訓練を見せてくれました。関係者以外の方が見ているのでだいぶ緊張しているようでした。
 それでもなかなか勉強をしているようで、将来が楽しみな若者たちでした。

 下山中雨が降ってきました。学校の皆さんはさすが教育者で合羽を着ていましたが、学校関係者以外は横着なのでそのまま速攻で下山しました。
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