第22回上田古戦場健康・ハーフマラソン

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 秋のランニングシーズンの開幕戦で上田古戦場健康・ハーフマラソンに参加しました。

 今朝は、晴れていたが、寒い日であった。まあ、ランニング日和でしょう。2週間前から左足に違和感があり、寒いのはちょっといただけないかと思いましたが、暖まってくればよいでしょう。

 朝食は東京でのマラソンでよく利用する「すき家」である。エネルギーの元であるからきっちり採らなければいけませんな。
 会場に到着し、参加者名簿を見ているとあの北海道マラソン覇者の高見沢氏が参加しているではないか。んー、東京マラソン以来の対決であるとよく見ると10キロの部であった。対決を避けやがったな(ということにしておいてください)。
 さて、スタートである。今年はハーフマラソン男子が先頭スタートなのでロスタイムは8秒であった。と、スタート直後横をドカンと抜いていく大柄の人がいたが、ゲストランナーの上野裕一郎氏であった。まあこんな人についていったらすぐに死亡してしまうので無視するのが賢明である。

 今回のレースは、月末の諏訪湖マラソンに向けての調整という位置づけなので、設定タイムは4分25秒である。半分までは登りとなるのでキロ4分30秒で後半スピードアップという計算である。ところが、スタート2キロ過ぎから4分20秒を切るペースとなってしまいました。とりあえず無理をしていないので、このまま流れに任せて走ることにした。

 4キロ過ぎから登りであるが直線道路となる。前方より、10キロの部の高見沢氏が軽やかに走っていった。さすがトップレベルの方は上下動も無く、軽やかですな。その後方50mくらいで上野裕一郎氏が走っていった。国内トップレベルの選手を地方の大会で見れたのはよかった。

 5キロ過ぎの仁古田の交差点を過ぎると左に曲がり一旦平坦コースとなる。ペースも安定してきたのでペースランナーを探して走ることにした。単独で走るとつい前を追う癖があるので、ペースランナーがいないとガタガタになってしまうのである。今日は、すぐ前に理想的な方がいたのでこの選手につかせてもらうことにした。

 6キロ付近で先頭とすれ違う。7キロの折り返しで自分の位置を確認するが、昨年度より若干遅い順位のようだ。ところでわしのペースメーカーは後ろにつかれるのが嫌なのか(嫌だろうな)蛇行走行を始めた。こちらは相手にこのレースを任せたので影のように後ろを走っていくだけである。

 9キロ過ぎに前方に単独で走っていた二人がグループを形成した。これに合わせるかのようにこちらのペースメーカー氏(失礼をお許しください)も追い始めた。まあさっさと後ろのゴミを振り払いたかったのであろう。お気持ちを察します。

 10キロで前集団に追いつき4人グループを形成した。この先で浦野応援隊(妻のご両親と妻)が応援に出ていてくれる。今回、単独で走ることが無かったので体力は温存できてだいぶ余裕がある。まだまだ行けるぞ。

 12キロ過ぎで折り返しである。後1箇所を除いて基本的に下りである。折り返し後の給水所で給水後いよいよ本番である。いままで一緒であった3人を抜き単独で前を追う。浦野応援隊の前で良いとことも見せなければなりませんな。一緒にいた3人はついてくるかと思ったが追ってくる気配が無い。

 13キロ過ぎに、前方の選手に追いつき後ろにつく、この後、最後の登りがあり苦手なのである。浦野川を渡ると反対側を笠を被った近所のおじさんが走っていった。とりあえずエールを送る。直後の上り坂で前方の選手に追いつきグループを形成するかと思ったら、新ペースメーカー氏はドンドン前に行ってしまった。

 16キロの仁古田交差点で新ペースメーカー氏に置いてかれそうになったが、ここは踏ん張りどころでカーブのインコースを取り(相変わらずずるいな)距離が開かないようにする。しかし、17.5キロ付近の浦野川を渡る頃に両ふくらはぎが痙攣を始めた。ふくらはぎに負担がかからないように走るが新ペースメーカー氏との差はドンドン開いてしまった。

 20キロ付近で前方より選手が落ちてくる。やはり抜くということは気分が良いもので再び元気が出てくる。そして最後の難関がガードをくぐった後の登りである。もう限界である。後ろもついてきそうに無い。後は惰性である。

 ゴールである県営球場の入り口が見えたとき、新ペースメーカー氏が入っていくのが見えた。その差200m。もう無理ですな。そして自分が球場に入る瞬間私は見た。大勢の人だかりができているのを。ハーフマラソンを走り終えようとしている選手を暖かく迎えてくれるのであろうか。感動の一瞬である。しかし、私は再度見た。人々の手には白いお椀が持たれているを。選手ではなく、無料配布のトン汁で自分の体を温めていたのである。

 世の無情を知った私であるが、天は我を見捨てなかった。ゴール手前にある時計は1時間29分17秒をさしている。やったーグロスで90分切りである。その後の抽選会は全てはずれたが、タイムが良かったので満足満足。無料配布のトン汁は後ろから来る選手のために残しておいた。


 古戦場マラソンGPSを公開しますので、興味のある方はカシミールで見てください。

距離 タイム ラップ コメント
スタート通過 0:00:08 スタートロスほとんど無し
1 0:04:44 0:04:36 ちょうど良い入りですな
2 0:08:59 0:04:15 足取りが軽いな
3 0:13:16 0:04:17 吹奏楽の応援ありがとう
4 0:17:32 0:04:16 ちょっと速いかな
5 0:22:00 0:04:28 こんなもんでしょ
6 0:26:10 0:04:10 ペースの良い人がいるな
7 0:30:22 0:04:12 足が前に出るな
8 0:34:35 0:04:13 この人に食らいつけ
9 0:39:03 0:04:28 登りはこのタイムで良し
10 0:43:07 0:04:04 前の集団に追いついた
11 0:47:38 0:04:31 このまま登りは我慢しよう
12 0:52:06 0:04:28 もう少しで登りは終わりだ
13 0:56:07 0:04:01 よし行くぞ
14 0:59:58 0:03:51 浦野応援隊ありがとう
15 1:04:08 0:04:10 苦手な登りが終わった
16 1:08:05 0:03:57 前の人速い
17 1:12:02 0:03:57 このまま着いていくのは厳しい
18 1:16:08 0:04:06 足が痙攣を始めた
19 1:20:22 0:04:14 スピード維持は限界だ
20 1:24:10 0:03:48 何とか90分切りはしたい
21 1:28:39 0:04:29 もう抜かれることは無いだろう
21.0975 1:29:16 0:00:37 90分切り達成


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