尾瀬

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平成24年山行報告へ
実施日:7月14日(土日) 参加者:山出・湯殿
鳩待峠5:15〜5:55山ノ鼻〜6:16牛首〜7:00龍宮小屋〜7:21下田代十字路〜8:33沼尻休憩所9:00〜10:00三平下10:05〜11:02一ノ瀬休憩所〜11:34大清水
鳩待峠〜山ノ鼻鳩待峠〜山ノ鼻

 恒例の尾瀬周遊に出かけました。

 天気予報では午前6時から正午までは曇りということで、天気予報に期待して出陣です。

 戸倉の駐車場はガラガラで、やはり天気を気にして出足が悪いかな。
それでも午前4時を過ぎると結構車が入っていきます。
 4時30分過ぎにバス停に向かいます。乗車券を自動販売機で購入して、乗ったのは久々にマイクロバスでした。
近頃はタクシーかワゴン車でした。マイクロバスは大きい分眺めは良いのですが、そこらじゅうのバス停に寄っていったので、
鳩待峠到着が5時10分となってしまいました。

 連休中の混雑を避けるために、一番に入山の予定が脆くも崩れました。
しかし、鳩待峠は大雨で皆さん小屋にて雨宿り中。こちらはサッサとポンチョを着て山ノ鼻へ向けて下りました。
途中3組ほどの方を抜くとトップに出たようで、その後は先行者を見ることはありませんでした。

 山ノ鼻へは5時55分着。まずまずの出だしかな。
山ノ鼻〜牛首山ノ鼻〜牛首

 山ノ鼻からは、木道です。ニッコウキスゲはほとんど見当たりませんが、アヤメの紫色がが草地の緑に映えてきれいです。

 雨のほうは、弱まったかと思うと再び降り始めるというような状況す。
至仏山や燧ケ岳は雲中で見ることができませんが、湿原自体は視界がよく広々とした風景が楽しめました。

 牛首で朝食ですが、降雨中につき、立食です。
牛首〜龍宮小屋牛首〜龍宮小屋

 池塘には、ヒツジグサが多くみられますが、さすがに早朝ですので、開花している花はありませんでした。
また、1か所だけ、オゼコウホネを見ることができましたが、こちらも水面の上に未開花の花があっただけでした。

 湿原には、サワランのピンクの花が自己主張をしています。ワタスゲも結構見られます。
また、食虫植物であるモウセンゴケも多くあります。

 毎回龍宮の出入口を見るのですが、雨が水面を叩き水面下が見えないので、早々に抜けました。
龍宮小屋〜下田代十字路龍宮小屋〜下田代十字路

 濡れているので、龍宮小屋はパスで先を急ぎます。植生の変化なのか、ギョウジャニンニクがありました。

 本当はここで大休止して持参した缶チューハイでもいただこうと思っていたのですが、休む場所もなくてがっかりです。
下田代十字路〜沼尻休憩所下田代十字路〜沼尻休憩所

 いよいよ峠越えです。気合を入れていくかな。
この雨だから登山者は少ないと思っていたらとんでもありません。

 団体が5組程度先行しており、これを抜くのが大変なの。団体の構成員はほとんどが初対面だからしょうがないのですが、列の途中に入っても同じ団体だと思っているようで、抜かしてくれません。歩行速度がこちらが段違いに速いのでストレスたまるわ。

 登山道脇にはゴゼンタチバナがたくさん咲いていました。

 白砂峠を越えると、間もなく沼尻休憩所です。
沼尻休憩所〜三平下沼尻休憩所〜三平下

 沼尻休憩所で大休止です。缶チューハイ2本開けちゃったわ。

 昨年までは、沼の北側を通っていたのですが、今日は降雨であるため、早々に帰ろうと近道の南側を通ったのですが、木道がいたるところで壊れているの、細かいアップダウンもたくさんあり、距離以上に負担がかかるわな。登山道のすぐ脇は沼なので、滑ったら沼の生贄というところでしょうか。毎年何人かははまっているだろうな。

 湯殿も白砂峠越えで激走してしまい、脚が疲れたようで精彩を欠いております。

 登山道脇には相変わらずゴゼンタチバナがたくさん咲いています。また、ギンリョウソウが出始めのようです。

 対向してくる登山者も多くなってきます。それにしても、真新しい靴の方が多いのかな。せっかくのきれいなオレンジ色の靴が泥で汚れますよ。
三平下〜一ノ瀬休憩所三平下〜一ノ瀬休憩所

 三平下でポンチョを外し、いよいよ最後の峠越えですな。といっても三平峠までは木道が整備されており、楽に上れます。

 この時刻になると、登山者の中にはハイカー程度の方も交じってきます。

 三平峠を越えるとこちらは下りですが、これから入山する方は、最後の急登です。子どもが愚図ってますな。子どもにとっては、この先尾瀬沼についてもおいしいものがあるわけではないので、楽しみは全くなし。登山がトラウマになるかな。

 下り始めると、日差しが出てきました。こりゃ暑くなりますな。大清水での生ビールがうまいですな。

 本日、山出も湯殿も尾瀬に入ってからトイレに行っていないのですよ。トイレの協力金100円が惜しくてトイレに行っていないわけでなく、速攻をかけているのでトイレの必要がなかったのですな。ところが、沼尻休憩所で缶チューハイを飲んだ影響で膀胱が活発に反応し、トイレの要求をしてくる。一ノ瀬休憩所まで頑張るんだ!

 昨年は、コンビニ袋にリポビタンDとバナナの皮を入れた、平塚のへんなオジサンにまとわりつかれ、振り切るために大激走したが、今年はそんなハプニングもなさそうです。
一ノ瀬休憩所〜大清水一ノ瀬休憩所〜大清水

 一ノ瀬休憩所でトイレに行くと思ったら、湯殿が脚の不調から回復し、スピードを出し始める。

 実は、11時50分のバスに乗れるか瀬戸際だったのですよ。その次は約1時間後なので生ビールでもガブガブ飲んで時間を潰せばよかったのですが。

 登山道自体は車道なのでスピードはでるわな。すれ違う登山者も老若男女いろいろですわ。高齢の夫婦が「まだ先ですが」というので「あなた方の寿命よりは短い」などとは言わず、「この3倍ぐらいありますよ」と答えておいた。
 真実はわからないが、大清水から尾瀬に入山するのには、大清水の駐車料金だけで済むが、戸倉から鳩待峠経由で尾瀬に入ると駐車料金プラスバス料金900円が発生するので、せこい人間は大清水から入山するのではないかと、勝手に想像している。

 大清水には11時34分到着。膀胱を鎮めるため、まずはトイレである。洋式トイレで唸っているのは誰だ!

 そしていよいよ生ビールである。しかし、バスの出発まで10分しかないのである。入ったのは大清水小屋。出てきた生ビールは泡がクリーミーで美味いの。喉が渇いていたからではなく、本当に美味いの。注ぎ方が上手なのかな。

 今回の尾瀬の収穫は、大清水小屋の生ビールが美味かったことだ!
 
今回のGPSデータを公開しますので、グーグルやカシミール3Dで見てね。尾瀬GPSデータ(LZH圧縮)
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