尾瀬(尾瀬ヶ原・富士見峠)

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実施日:7月9日(土) 参加者:山出・ゆど
鳩待峠5:12〜山ノ鼻5:49〜6:25牛首分岐6:37〜龍宮7:07〜8:23富士見田代8:45〜富士見小屋8:48〜富士見下バス停10:00〜尾瀬戸倉スキー場10:25〜10:55戸倉駐車場
山の鼻付近山の鼻付近

 毎年恒例の尾瀬に出かけました。飲み会であったので「ゆど」に運転してもらい、午前0時には戸倉の駐車場に到着です。
 丑三つ時あたりから雨が降り始め、結構雨音が大きかったので中止しようと思ったら、川の音でした。
 朝一番のバスで鳩待峠に入り、山の鼻までぶっ飛ばしました。もちろん雨であったのでポンチョを着用です。
 途中、右側の笹薮からガサガサ音がして焦りました。たぶん鹿でしょう。

 山の鼻のキャンプ地にはテントが3張あり、まだ睡眠中のようでした。
池塘とヒツジグサ池塘とヒツジグサ

 いよいよ木道歩きなのですが、花など一切なし。昨年はカキツバタの濃い紫色が楽しめたのですが。
池塘にはヒツジグサがたくさん蕾をつけていますが、まだ開花時間には早そうです。

 それにしても殺風景な尾瀬です。至仏山も燧ケ岳も見えません。ただし、木道が延々と続くのは見ることができます。池塘に映る逆さ燧も水面が揺れてみることができません。

 後方からの登山者も山の鼻で宿泊した1組以外は来る様子がなく、例年と全く異なる尾瀬ヶ原です。
ニッコウキスゲ

 ようやく撮影対象となりえるニッコウキスゲ発見。本当にこれくらいなのですよ。あとは、モウセンゴケがよく見える程度ですか。

 牛首の分岐で朝食と一杯をやり、竜宮へ向かいます。竜宮の入口を見るのは久しぶりですが、依然とだいぶ違うような気がしました。昨年は竜宮あたりでコバイケイソウをたくさん見ることができたのですが、今年は全くありませんでした。鹿に全部食べられたか。

 雨だし、花もないので東電小屋経由で鳩待峠か富士見田代まで行き、そこから鳩待峠に向かうか悩みましたが、鳩待峠までのすれ違いを回避するため、長沢新道経由で富士見田代に向かいました。
チングルマチングルマ

 長沢新道に入り、長沢を渡ると先行していた1パーティを追い抜きます。それにしても急だわ。昨年はいろいろ撮影しながら登っていたのですが、雨のためカメラを出す元気もないわ。
 登山道の両側にはゴゼンタチバナとギンリョウソウがたくさん咲いています。ギンリョウソウがこれだけ咲いているのを見たのは初めてです。

 黙々と歩いたので標準タイム2時間20分のところを1時間15分で登っちゃったよ。といっても昨年より2分遅いのですが。
モウセンゴケモウセンゴケ

 富士見田代で暫し休憩。というかここしか休む場所なし。チングルマやモウセンゴケ、ヒメシャクナゲがあります。よく見るとフデリンドウが蕾のまま屹立しています。晴れるのを待っているようです。

 長沢新道の登りでは2名の登山者とすれ違いましたが、どちらから来たのでしょうか。富士見田代で休んでいると、鳩待峠からの単独登山者が1名来ました。

 それにしても人のいないコースです。
富士見小屋富士見小屋

 富士見小屋は本年休業です。というか廃業したとの情報もあります。

 たしかに、富士見下からここまで登ってくる理由といえば「ケチ」であることが最大の理由だと思う。ということで我々はバス代一人930円を稼ぐために戸倉に向け12.5キロを黙々と下り始めます。下りとはいえ、長いのー。

 途中から雨脚が強くなり口もきかなくなりました。

 今年に入ってからの山登りは好天に恵まれていたのですが、ここへきて残念な結果となりました。というか尾瀬ヶ原から徒歩で戸倉まで下山したという偉業を成し遂げたので良かったか。
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