朝日岳・雪倉岳・小蓮華山

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平成28年山行報告へ
実施日:7月16日(土) 参加者:山出・ゆど
蓮華温泉3:31〜兵馬ノ平4:12(12分遅れ)(11分遅れ)〜瀬戸川橋4:45(25分遅れ)(15分遅れ)〜ひょうたん池5:36〜白高地沢橋5:43(38分遅れ)(27分早)〜かもしか坂6:27〜6:46花園三角点7:00(1:05遅れ)(50分早)〜五輪ノ森7:39〜八兵衛平8:20〜千代ノ吹上8:50(50分早)〜9:19朝日岳9:32(1:36遅れ)(58分早)〜水平道分岐10:12(1:18早)〜小桜ケ原10:30〜ツバメ平10:45〜12:49雪倉岳13:06(2:10遅れ)(54分早)〜雪倉岳避難小屋13:29(2:14遅れ)(1:01早)〜鉱山道分岐14:15(1:15早)〜三国境14:58(1:32早)〜小蓮華山15:35(2:10遅れ)(1:25早)〜船越ノ頭16:18〜16:47白馬大池17:00(2:35遅れ)(1:20早)〜17:49天狗の庭18:00(2:35遅れ)(1:20早)〜19:17(2:52遅れ)(1:13早)蓮華温泉

黒数字:実際の時刻 赤数字:計画の時刻 緑数字:標準時刻(ヤマケイのガイドより)
白高地沢橋左:瀬戸川橋 右:白高地沢橋

 諸般の事情により、外泊ができないので日帰り速攻登山ばかりしていたのですが、今回は久々の30キロを超えるロングコースです。
 初めてのコースということと、暗い中を歩くのでGPSデータを使い、コースにずれがないか確認しながらの登山です。
 ということで、蓮華温泉を3時30分発という泥棒登山の開始です。瀬戸川橋までは暗い中の濡れた下りコースで苦労します。 普段は快速登山者なのですが、今日は様子が違うぞ。いくら暗くて歩きずらいといっても瀬戸川橋で25分遅れ、先が思いやられますなー。 白高地沢までは、つまらん登山道ですな。
モウセンゴケ花園三角点左:モウセンゴケ 右:花園三角点

 白高地沢を過ぎてしばらくすると立派な木道が出現。ただ、これが急できついわ。
 無風で湿度が高いため、汗が出る出る。道の脇にはモウセンゴケが生えています。欲しい!
 朝食は花園三角点と決めていたのですが、眺めも何にもなし。三角点ならもうちょっと見通しが良いところだと思ったのですが。
 ここで本日最初のアルコール燃料注入。ちょっと早くね。既に1時間の遅れであり、先を急ぎたいのであるが急な木道にやられてスピードが出ない。
ムシトリスミレシロウマアサツキ左:ムシトリスミレ 右:シロウマアサツキ

 登山道の周りは花が満開です。私の好きなムシトリスミレも大量にあります。
 シロウマアサツキは初めて見ました。白馬大雪渓の葱平(ネブカッピラ)の名称はこの植物があったからじゃなかったっけ。
 先を急がなければならないのに、花に見とれています。先週の尾瀬で壊滅状態だったニッコウキスゲもこちらでは最盛期です。
ハクサンコザクラ八兵衛平付近左:ハクサンコザクラ 右:八兵衛平付近

 高度を稼いでいきます。天候もよくなっているようです。湿地にはハクサンコザクラが満開状態です。

 今回の登山のニューアイティムは笠です。笠がよいのか傘がよいのかわからないが、頭に固定できる日傘&雨傘なのですよ。
 このあたりで見られる花は、キヌガサソウ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイあたりでしょうか。
 この後、朝日小屋の歩荷の方が下ってきました。昨日は大雨で下山をあきらめたようです。今日はラッキーとのこと。
千代ノ吹上朝日岳山頂左:千代ノ吹上 右:朝日岳山頂

 ようやく稜線に到着。ニューアイティムの笠は風にあおられ弱点をさらしました。
 展望もよく、白馬岳も見えます。

 朝日岳山頂に到着。先人がいます。どうも二人パーティーのようでこれから栂海新道を親不知まで行くそうです。
 ここで本日2回目のアルコール燃料注入。プシュという音に先人たちが反応してしまいました。ここで1時間36分遅れ。引き返すか聞くと行くとのこと。頑張るねー。標準タイムより約1時間早いから良いかな。
小桜ケ原シラネアオイ左:小桜ヶ原 右:シラネアオイ

 山頂から水平道分岐までは等高線を直角に切るように一気に下ります。
 ガーン。前方だいぶ下に木道らしき物体が確認できるがあそこまで下るんか。
 道脇にシラネアオイがひっそりと咲いていました。相当雪深いのでしょうか、この時期に見られるのは珍しいですな。
 水平道分岐から先では5組くらいの登山者と相次いですれ違います。女性単独の方もいました。昨日は雨で全身びじょぬれだったそうです。
 このコースは水の確保が容易で助かります。持参の水は手つかずでグッド。
雪倉岳雪倉岳山頂左:雪倉岳 右:雪倉岳山頂

 雪倉岳への最後の登りになります。ウルップソウが大量にあります。イワギキョウ?の紫の色も鮮やかです。
 さて、ようやく中間点の雪倉岳山頂に到着。あれー、ゆどが来ない。100m後方でスト突入中。座り込んでいます。
 こりゃ、この先は無理かなー。避難小屋泊りもありかな。
 それでも本日3回目のアルコール燃料を注入するとパワー復活。先を急ぐのでした。
 この時点で予定より2時間以上の遅れ、標準タイムよりは1時間早いのであるが、標準タイムでしか歩けていないのですよ。
雪倉岳避難小屋への稜線ツクモグサ左:雪倉岳避難小屋への稜線 右:ツクモグサ

 パワー復活といっても、これから登らなければならない小蓮華山までのコースを見ると萎えますな。はるか下に雪倉岳避難小屋が小さく見えます。

 ゆどが立ち止まって怪訝そうに見ています。そうですツクモグサです。ここにあるとは。

 ここの下りは快調に進むことができ、タイムもほぼ維持できたかな。
鉱山道分岐小蓮華山山頂左:鉱山道分岐 右:小蓮華山山頂

 避難小屋を通過し、三国境までの登りが始まります。稜線には登山者が歩いているのが見えます。だいぶ遅れているのですが、登山者を見ると安心します。
 エスケープルートの一つとして鉱山道も入れていたのですが、ゆどの足の状態から急な下りは危険ということで小蓮華山経由としました。
 稜線を歩き始めると遭対協の方から行き先を尋ねられたので蓮華までと答えると遅すぎると教育的指導を受けてしまいました。この時点で前方からは登山者が来るのですが、後ろからは1パーティーのみです。白馬大池泊りも視野に入れたのですが、下れるということで踏ん張りました。
白馬大池小蓮華山左:白馬大池 右:小蓮華山

 船越ノ頭で最後尾となってしまい、心細くなってきます。それでも霧の中に前方の登山者が見え隠れしますので何とか踏ん張れます。雷鳥坂で先行する登山者を抜き何とか一安心。そしてようやく白馬大池に到着。早速アルコール燃料を調達注入。あとは2時間で蓮華温泉である。19時到着予定ならまだ明るいので大丈夫かな。
 そして薄暗くなりようやく蓮華温泉に到着。ろくでもない計画で苦労しましたが、いろいろな花を見ることができ満足しました。もう一回鍛えなおしてまた来ますかな。
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