小和田駅から伊那小沢駅まで徒歩で

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平成29年山行報告へ
実施日:12月9(土) 参加者:山出・ゆど
平岡駅6:48(電車で移動)7:05小和田駅7:12〜高瀬橋分岐7:26〜三角点7:41〜民家経由ルート分岐7:46〜民家7:52〜天竜川林道8:04〜県境8:31〜うぐす宇連集会所8:36〜天竜第二隧道8:41〜天竜第一隧道9:05〜上平集落9:23〜途中集落9:33〜神社9:52〜中井侍集会所10:04〜10:18中井侍駅10:26〜11:00伊那小沢駅11:28(電車で移動)11:34平岡駅
平岡駅小和田駅左:平岡駅 右:小和田駅

 山登りシーズンも終わり、里山でも歩きますかな。
ということで、秘境の駅巡りをしました。
 今回は、飯田線の小和田駅から中井侍駅までの徒歩移動です。
 まずは平岡駅の始発電車で小和田駅まで移動です。それにしても客が少ないな。平岡からは我々二人。伊那小沢から1名乗車のみです。
 とりあえず車内で景気づけの一杯をやってます。
県境案内小和田駅内部左:県境案内 右:小和田駅内部

 小和田駅は愛知・静岡・長野の3県にまたがる駅(実際は天竜川上)としてや皇太子妃の旧姓と漢字が同じや車で到達できないということで有名ですな。

 さて出発です。駅舎の画像がないのは忘れていたのですよ、一番大切な証拠を。
 駅舎内はきれいに清掃されています。ほとんど使われない無人駅なのですが手入れがよくされています。
 駅から下るとすぐに立派な東屋があります。
幸せを呼ぶ椅子吊橋左:幸せを呼ぶ椅子 右:吊橋

 東屋の中には、「幸せを呼ぶ椅子」があります。天竜川の河畔の旧製茶工場跡を右に折れてしばらく天竜川の左岸を歩きます。
 右手に廃屋を見ながら800mほど歩くと高瀬橋との分岐に到着。高瀬橋は廃橋ですので右手を登っていきます。
 道が崩落していて通行できない場所があり、迂回を進み沢を渡る吊橋の手前で元の道に戻ります。
 ここまでの道は、コンクリートで舗装されていますが、ほとんど使われていないようで杉の葉や枝で結構埋もれています。
上平集落民家への分岐左:上平集落 右:民家への分岐

 鉄塔付近の三角点からはこれから通過する上平の集落も見えます。結構距離がありそうですな。
 駅から1.5キロほどで、道が二股に分かれます。右は塩沢集落への正規ルート。左は民家経由で天竜川林道に至ります。
 今回は、民家経由で登っていきます。こちらの道はもっと使われていないようで、コンクリート舗装が傾いていたり、落ち葉に埋もれていたりで廃道寸前です。
民家天竜川林道左:民家 右:天竜川林道

 民家到着。もう住んでいないのでしょうか。道はここから鋭角に右に折れて登っていきます。
 この民家への移動は簡易モノレールを使っているようです。
 道は相変わらず使われていないような状況です。やはりこの民家は現在使われていないのでしょうか。

 駅から2キロ、50分で天竜川林道に到着です。
急な道ですが、山登りに比べれば危険はないかな。
移動用モノレールモノレール軌道左:移動用モノレール 右:モノレール軌道

 長野県方面に歩くとすぐに移動用のモノレールが。これを使って先ほどの民家まで移動していたのですね。軌道自体も既にさび付いており、最近は使われていないようです。
県境に向かって歩く静岡・長野県境左:県境に向かって歩く 右:静岡・長野県境

 林道は舗装されており、歩くには楽です。けれども利用者数が少ないようで道には落ち葉や石が落ちていますな。
 それにしても、谷が奥まで伸びていますな。こりゃ結構長い距離を歩かされそうです。

 駅から4キロ強で県境到着。晴れているのですが、日が当たらないのでさむいですわ。
 ここまでまだ誰とも遭遇していません。人口希薄地帯ですな。
うぐす宇連集会所天竜第二隧道左:うぐす宇連集会所 右:天竜第二隧道

 県境からすぐに「うぐす宇連集会所」に到着。ですが、この周辺に人家は見当たらないのですが。

 相変わらず、日が当たらないので寒いです。

 天竜第一隧道手前で、バイク二人乗りが初めての人でした。
 その後は工事関係者らしき方々がすれ違います。
上平集落小和田駅左:上平集落 右:小和田駅

 ようやく上平集落に到着。住宅は道路より下に多いようです。
 途中集落まで下り、左手を見ると、遠方に出発地点である小和田駅が見えます。
 小和田駅からは方向がわからなかったので途中集落を見ることができませんでした。
坂部集落中井侍駅分岐左:坂部集落 右:中井侍駅分岐

 左手に坂部集落が見えてきました。もちろん天竜川の対岸なのでここから行くわけではないのですが。
 道は徐々に下っていきます。

 中井侍駅の上部で伊那小沢方面へ行く道と分かれます。
ここからはつづら折れの道となります。
駅への坂駅への道左:駅へのつづら折れ 右:駅への坂

 一気に100mほど下ります。すれ違いのできないような狭い道に面して数件のお宅があります。
 雪が降ったら登れないような急勾配です。

 ここまで13キロ歩きましたが、この坂は脚に堪えますな。
中井侍駅駅銘板左:中井侍駅 右:駅銘板

 目的地の中井侍駅に到着。電車の時刻まで1時間以上あるし、日が当たらず極寒なので伊那小沢駅まで歩いちゃうかな。
 駅のホーム脇に住宅があるのですが、住宅案内だと駅まで0分ですな。
伊那小沢駅銘板伊那小沢駅左:伊那小沢駅銘板 右:伊那小沢駅

 中井侍駅から若干登り返し、天竜川沿いに伊那小沢駅を目指します。
 右手には時々飯田線の線路が見えます。

 道自体は狭いのですが、ほぼ水平であることと車が通る気配がないのでのんびり歩けます。ただし、寒いわな。
 伊那小沢駅到着。電車の時刻まで30分ありますが、これ以上歩くと帰りの時刻が遅くなるので本日は終了。
 15.6キロを歩き切りました。
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