高谷池(火打山)

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実施日:6月4(土) 参加者:秋山・山出・湯殿
行程:笹ヶ峰登山口5:25〜黒沢6:10〜十二曲上部6:45〜黒沢山下7:46〜8:27高谷池ヒュッテ7:41〜天狗の庭8:55〜9:45火打山中腹9:56〜10:38高谷池ヒュッテ11:19〜十二曲上部12:31〜黒沢12:54〜13:31笹ヶ峰登山口
高谷池地図高谷池地図

 妙高市のサイトを見ていて、高谷池ヒュッテの5月7日現在の画像が掲載されており、ぼちぼち雪が融けたかなと考えて火打山に出かけました。この安易な考えが大失敗の元となりました。
 今回は、山出と湯殿がアマチュア無線機を持参し、離れてしまっても大丈夫と思っていたら、湯殿が周波数を変えてしまい無用の長物となってしまいました。
 花あり雪あり雷雨あり途中撤退ありの何でもありの登山となりました。

 山出と湯殿は火打山の山頂に行ったことがあるのですが、秋山氏は無いので、雪の無い季節に再度登る事を決めました。

出典:国土地理院発行数値地図200000(地図画像)を加工して使用しました。
笹ヶ峰登山口笹ヶ峰登山口

 杉野沢の集落から笹ヶ峰までがこんなに離れているとは思っていなかったため、スタート時間が20分遅れました。駐車場は綺麗に整備されており、入口には立派な門があります。最初に水芭蕉の花が我々を迎えてくれ、シラネアオイの花もありました。所々に残雪がありました。
黒沢黒沢

 黒沢への下降口に急傾斜の残雪があり、緊張しました。黒沢には立派な橋が架かっており増水しても心配無さそうです。黒沢から難所の十二曲まではツバメオモトやサンカヨウの花が多くありました。
 十二曲は急勾配のうえ残雪が所々にあり下山時に苦労する事が予想されました。
十二曲上部十二曲上部

 秋山氏は体調不良のようでペースが上がりません。通常他の登山者に抜かれる事は無いのですが、とうとう抜かれてしまいました。
 十二曲の上部でとうとう残雪が現れました。勾配も緩いのでアイゼンは付けずに登りました。先ほどまでは暑さに苦しめられましたが、残雪のおかげで涼しくなりました。樹林の中には目印が付けられており迷うことは無さそうです。
 
火打山と焼山火打山と焼山

 この附近の残雪は2mぐらいあるのでしょうか。疎林になると目印がなくなり不安になります。富士見平の分岐もどこだか判りません。とりあえず先行者がいるので足跡を頼りに前に進みます。黒沢山の下部着くと火打山や焼山、高谷池ヒュッテが見えてきます。ここから先は勾配のある方斜面となり、滑落するとそのまま逝ってしまいそうなので軽アイゼンを装着しました。
高谷池高谷池

 高谷池ヒュッテに到着すると先行する3人パーティーが休息中でした。高谷池は雪に覆われていますが、中央部は落ちる可能性があるので左右どちらかに回り込むように指導を受けました。小屋番は水没しそうになり高谷池の神様の生贄になるとこだったそうです。
 ここから先は目印が無いのでGPSを頼りに先に進みました。
高谷池ヒュッテ高谷池ヒュッテ

 秋山氏の足の調子が悪く、下山が心配だったので撤退を決めました。途中、雷鳥のペアが雪渓を走り回っていました(一羽は「ライタ」という名前だそうです。本名は知らない。)ヒュッテ前で早い昼食をとり、下山を始めました。前から麦藁帽子にランニングシャツ1枚の老人が身軽に登ってきて驚いてしまいました。もちろん軽アイゼンなど履いていません。十二曲の上部から雷雨に遭いましたが、時期に止み、黒沢を過ぎると晴れ間も見えました。
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