常念岳(一ノ沢)

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実施日:6月24(金) 参加者:秋山・山出・湯殿
行程:一ノ沢駐車場4:40〜一ノ沢登山口5:04〜王滝5:51〜烏帽子沢6:15〜笠原6:35〜最後の水場7:25〜第1ベンチ7:35〜第3ベンチ7:52〜常念乗越8:05〜8:57常念岳山頂9:56〜10:40常念小屋11:13〜最後の水場11:55〜笠原12:33〜烏帽子沢12:50〜王滝13:18〜一ノ沢登山口13:52〜14:05一ノ沢駐車場
一の沢登山口一ノ沢登山口

 一ノ沢コースで常念岳を目指しました。車の駐車場はここから約1キロ下になります。ヤマオダマキが咲いていました。
 登山口には1組6名程度のグループが登山準備をしていました。
 登山開始後すぐに山ノ神に到着。安全祈願をしてから再び登り始めました。
王滝王滝

 登山道は緩やかに登っていきます。カラマツソウ、クルマバソウが多く咲いています。ギンリョウソウはやっと地中から出てきた程度です。
 左手の水溜りには岩魚が2匹泳いでいました。
 駐車場から約1時間で最初の水場王滝に到着です。水量も多く、冷たい美味しい水です。ベンチもあり休息にはもってこいの場所でした。王滝を過ぎるとすぐにイチョウランが2輪咲いていました。
笠原から常念乗越笠原より常念乗越

 王滝を過ぎるとツマトリソウ、ゴゼンタチバナが多くなります。登山道は相変わらず緩やかに登っていきます。
 笠原で前方に常念乗越が望めます。これから急勾配の胸突き八丁になるということで覚悟しましたがそれほどではありませんでした。
雪渓歩き雪渓歩き

 一の沢に雪渓が現れると、高巻き道になります。ハクサンチドリが1輪咲いていました。高巻き道から再び雪渓に近くなると、右手斜面にニリンソウの群落があります。雪渓を歩くと右手斜面にサンカヨウの群落があります。雪渓上にロープが張ってありそこで今度は左手にある登山道に入ります。イワカガミ、サンカヨウ、ショウジョウバカマが咲いています。オオバキスミレを見るとバカボンのパパのヒゲを思い出してしまいました。
常念乗越常念乗越

 稜線に出ると、正面に槍ガ岳の端整な姿が拝めました。この姿を見るために登ってきたようなものです。
 これから1時間で常念山頂ですが、見えていたピークが山頂ではなかった事に気づくのはこれから30分後のことでした。登山道には今まで見たこと無いほどのイワウメが咲いていました。
常念岳山頂常念岳山頂

 登山道はガレた道になりますが、それほど歩きにくくありません。ミヤマダイコンソウの花も多くなります。キバナシャクナゲも満開でした。山頂からは360度のパノラマと言いたいところでしたが、稜線から東側は雲がかかってしまい。西側のパノラマしか見ることができませんでした。
槍ガ岳方面槍ガ岳方面

 山頂は広くありませんが、ちょうどよい広さの岩がありそこで秋山氏と湯殿を待ちます。その間、燕岳、立山、大天井、鷲羽、三俣蓮華、槍・穂高連峰、乗鞍岳を眺めていました。12倍の光学ズームのカメラなのでズームをかけて山小屋を確認してみました。
常念小屋常念小屋

 山頂からの下山中、雷鳥が2羽縄張り争いをしていました。常念小屋でビール、バッジ、Tシャツ、バンダナを購入し、外のベンチでしばし反省会です。
 下山中は何組もの登山者とすれ違いました。明日も天気の予想なので素晴らしい登山日和となるでしょう。
 途中、秋山氏が浮石に乗ってあわや転落という状況もありましたが、山ノ神に拝んでおいたおかげで無事下山できました。
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