吉川鮮魚店

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平成17年山行報告へ
実施日:10月9(土) 参加者:山出・湯殿
 新潟県糸魚川市(旧青海町)須沢にある、吉川鮮魚点に久しぶりに出かけました。
 店の正面から営業しているかを確認し、そのまま川沿いに裏手の駐車場に車を止める。住宅の間を店に向け歩き、何の変哲も無い引き戸を開ける。「もう開いてますか?」の問いに「車どこに止めた?」の声、相変わらず元気の良いオバサンである。「裏の駐車場に入れたよ」とすかさず言えれば相手はプチ常連(本物の常連であれば顔を覚えているだろう)と確認できるであろう。

 若おばさんが、醤油と小皿を持って2階の座敷に案内する。既に先客がいた。「いくらのにする?」の問いに「4千円の盛にご飯と味噌汁をお願い」とよどみなく答えることができれば常連の仲間入りである。ここでメニューはなどと言ったら、この若おばさんに「渇」を入れられてしまうかもしれない。ビールが飲みたくなったので、1階に降りて「ビールを下さい」と言えば、この店で当然返ってくる言葉は「冷蔵庫から出してって」である。業務用冷蔵庫を客がガサガサ家捜しするのは不思議な光景である。ここで当然コップも持っていくわけであるが、このコップが曲者である。結構汚れている場合が多いので確認して持っていかないと後で自分で洗う羽目になる。この店でコップが汚れていると言っても「ごめんね、洗って使って」ぐらいに済まされてしまう。

 待つこと5分強で今日のご馳走の到着である。本日の盛は形の良いサザエ、大きいバイガイ、サンマ、ウニ、甘エビ等々15種類の盛合わせである。こんなに大きなバイガイは初めてであった。ただ、いつもより「つま」が少ないようで盛の高さが若干低い。ここのご飯はとても美味しいのでお代わり(当然自分で盛り付けに行く)をし、最後には「つま」まで全部食べてしまい、席を外した。これで、4900円である。

 支払いを済ませ、店で何かを買おうとすると、店頭には何も広げていない。親父さんが「タラ」があると言うが、料理するのが嫌なので「今日のバイガイは大きくはじめて見た」と言えば、なにやらゴソゴソとバイガイの入った箱を出してきた。大きくまだ生きているバイガイであった。まだこちらが買うとも言わないのにバイガイをトレイに並べ始め、都合7個で1000円でいいよと言う事で、何も値切らずにそのまま購入してきた。

 裏手の駐車場に戻ると駐車場はほぼ満車となっていた。

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