下ノ廊下(その1)

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実施日:9月30日(木)〜10月2日(土) 参加者:山出・湯殿・秋山
9月30日(木)自宅9:45〜12:20信濃大町13:10〜13:50扇沢14:00〜14:16黒部ダム〜15:10ロッジくろよん

10月1日(金)ロッジくろよん5:06〜黒部ダム5:31〜ダム下6:02〜内蔵助出合6:54〜新越沢出合8:17〜黒部別山谷8:55〜白竜峡9:32〜十字峡10:32〜作廊谷出合11:27〜半月峡11:37〜S字峡11:42〜東谷吊橋12:19〜仙人ダム12:53〜人見平13:03〜13:50阿曽原温泉

10月2日(土)阿曽原温泉6:18〜折尾大滝7:38〜折尾谷7:44〜大太鼓8:18〜志合谷8:29〜10:15欅平10:43〜12:02宇奈月・宇奈月温泉12:40〜13:09新魚津・魚津13:42〜14:32糸魚川14:49〜15:50南小谷16:10〜17:07信濃大町〜19:20自宅
北アルプス交通信濃大町

 久々の下ノ廊下である。今回は賞味期限切れ寸前の夏休みと代休を利用しました。

 自家用車は駅近くの無料駐車場に泊めいよいよ出発です。バスは北アルプス交通ですか。この路線しか乗れませんので貴重ですね。

 バスは雨の中、扇沢へ向けて走ります。
黒部ダム黒部ダム

 大町トンネルのトロリーバスでは、中国人らしき集団が人の迷惑顧みず的にフラッシュを焚いて撮影している。

 黒部ダムは観光放水中です。観光客も疎らです。

 さて、それでは今夜の宿であるロッジくろよんに向かいますか。

 ロッジくろよんには20名ほどが宿泊しており、半数以上は下ノ廊下かな。とりあえず明日は5時30分出発なので早く寝るとするか。天気予報は明日の後半からは、晴れてきそうです。
赤牛岳黒部ダムからの赤牛岳と立山のモルゲンロート

 天候は快晴です。なるべく静かに歩きたいので、予定より30分早く出立です。まだ暗いので、黒部ダムにて時間調整します。ダムからは、赤牛岳がよく見えます。日が昇ると、立山が綺麗に見えます。

 黒部ダムからダム下に下るのには、以前はトンネル内に入り、駅を抜けて下っていきましたが、今回は新展望台から下るということで、相当の距離が稼げるということです。

 つづら折れの道をどんどん下っていきます。
ダム下ダム下

 河原に下りる直前に、作業用の小屋があり、監視の方が無線で連絡をしています。

 観光放水前なので、川を流れている水は、御前谷の水だけなので水量はごく少量です。

 さて、これから下ノ廊下の始まりです。
内蔵助出合内蔵助出合(下流側より)左が本流

 内蔵助出合で朝食です。川の水量は今の時間ですと本流より内蔵助の方が多いようです。

 内蔵助出合から下流側の淵には岩魚が沢山群れています(画像にマウスを置いてね)。

 ダム下から新越沢出合までは河原歩きが多く、まだ序の口といったところでしょうか。
新越沢出合新越沢出合

 新越沢は美しい滝となっています。水もありちょっと休息には良いところです。ただし、紅葉の時期の混雑時にはさっさと足を進めたほうがよいでしょう。

 ここで、先行者と一緒になり、東谷付近までご一緒させていただきました。
黒部別山谷手前スノーブリッジ黒部別山谷手前のスノーブリッジ

 いよいよ最初の難関のスノーブリッジが見えてきました。スノーブリッジの後にはしごの高巻き道も見えています。

 近づいてみると、スノーブリッジを越える為ではないようです(マウスを画像に置いてね)。

 私が最初に下ノ廊下に来たときにもこのような高巻きがあり、怖かった記憶がありました。当時の高巻き道は丸太二本だったような記憶があります。
 
上から見るとこんな感じ
 高巻き道は上から見るとこんな感じです。丸太四本ですから心配ありませんよ。

 このおじさん、結構タフでして、半月峡以降完全に離されました。ライバル心をくすぐられたのですが、同行者の安全を最優先に足を進めたわけです。
白竜峡白竜峡

 ビューポイントの一つである白竜峡です。下ノ廊下は5回目ですが、これほどの天候に恵まれたのは初めてです。

 特に前回は、土砂降りで本流は濁流となっているし、岩壁からシャワーのように水が落ちてくるし。

 登山道は不安定になってきます。
 
スノーブリッジ白竜峡のスノーブリッジ

 目の前に巨大なスノーブリッジが現れました。白竜峡にスノーブリッジがあったのは初めてです。

 ここもはしごの高巻きで越えます。こちらの方が怖いかな。
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