第36回佐久市強歩大会 indexへ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
佐久市強歩大会最終報告 37回大会はこちら 佐久市強歩大会は4月19日(土)、20日(日)に渡り開催され 本大会には、666名が参加し完歩者518名の完歩率77.7%であった。 なお、上位の記録は下記写真により判断されたい。 来年以降参加される方のために100位以内への道を作成しましたのでご覧ください。 当チームの成績は下記のとおりである。 柳橋10位、山浦20位、柳沢21位、秋山51位、阿部371位、中田は今回出場せず、白石は杣添橋で自爆した。 レース経過 今回から変更となった高根町保健センターの再スタートを柳橋・山浦・白石・秋山・柳沢・阿部の順で順調にスタートした。しかし、白石は前半のオーバーペースがたたり、清里手前にて既に危機的状況に陥っていた。 野辺山中継所の通過は、2時10分より10分間隔で柳橋・山浦・柳沢・秋山と続きその後白石・阿部と続いた。 午前5時30分頃から降雨がありました。 柳橋は、その後も順調にレースを進ませ、午前7時39分総合10位でゴール。山浦と柳沢は48キロ附近の大月川あたりから鍔迫り合いをし、58キロ附近100万ドルで柳沢がローソンへ寄っている虚をつき山浦が先行し、この争いを制した。秋山は調子が上がらず目標の9時前のゴールはならなかった。白石は前半のオーバーペースがたたり、杣添橋でリタイヤ。逆に阿部は松原湖ドライブインでリタイヤとの情報を覆し午後1時36分371位で無事ゴールした。 柳橋快勝! 練習不足から、今回大幅な遅れが予想されたが、過去の実績を裏切ることなく着実なレース運びをし、過去2番目の順位である10位でゴールをした。 山浦辛勝 山浦・柳沢の因縁のレースは今年も山浦が勝利し、柳沢は3年連続で山浦の軍門に下った。 しかし、今回の勝利は際どいものであった。戦前から山浦不調・柳沢好調が伝えられていたが、山浦の不調以上に柳沢のレース運びが速く、予想より早く追いつかれた。その後も相手を出し抜くレースがされたが58キロ附近で柳沢がローソンによっている隙を突いて先行し、相手の戦意を喪失させた。しかし、69キロ附近まで双方の視界から消える事はなかった。山浦の勝因は最後まで走る事ができた事である。 柳沢惜敗 柳沢は今回積極的なレース展開をし、大月川で山浦と捉え、一旦は先行し、山浦を危機的状況に陥れた。しかし、最後は走力の差が出て今回も山浦の軍門に下ってしまった。しかし来期の勝利は着実に見えてきている。 秋山運を捨てる 今回好成績を期待された秋山であるが、大門ダム附近で運を捨ててしまい、自己最高タイムを更新する事ができなかった。 阿部奇跡の復活! 午前7時前に松原湖ドライブインでのリタイヤ宣言があったが、その後他のレース参加者に連れられ、再びレースに復帰、順調に距離を稼ぎ午後1時36分に無事ゴール。底力をみせた。 |
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第36回大会結果 (距離については、誤差があるので注意) |
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柳沢主体のレース状況(敬称略) 午後8時30分、韮崎小学校の体育館ではまだ開会式が行われているが、ほぼ先頭でスタートしたいためにスタート地点に向かう。以前は最後方よりのスタートをしていたが、再スタート地点までは2列で歩くというルールを厳守すると再スタート地点への到着が先頭と30分近くついてしまうためである。 午後9時ちょうどにスタート。スタートしてしまえば後は自分のペースで歩くだけである。わがチームメイトは結構がんばって先頭についていくが、私はちょっと体が重く感じられたのでゆっくり歩く。途中経過も前回よりも6キロ地点で約10分遅れている。今回より出雲が再スタートではなく高根町保健センターが再スタートとなり距離にして2キロ強伸びている。出雲の通過が前回よりも15分近く遅れており、午前0時の再スタートに間に合わなくなる恐れがでてきた。ドライブイン坂上よりちょっと気合を入れて歩き、チームメイトより10分遅れの午後11時50分に保健センターに到着した。 午前0時再スタート。このスタートは先頭で出る必要が無いため後よりスタートする。バイパスが終わり少しすると歩道が無くなる。ローソン跡ではやはり昨年より7分遅れなのでいつもは走らない場所で走ることにする。ここで白石・秋山・中村の3名を抜き長沢信号の手前まで走る。長沢信号からは急勾配となるので自重し周りのペースに合わせ進む。国道から大門ダムへの分岐で白石が先行する。大門ダムへの道は街灯が無く真っ暗である。勾配もきつくなり脚に負担がかかってくる。大門ダムの堤体横で何人かに抜かれる。精神的には辛いものがあるが今後のために我慢する。ダム事務所を過ぎると再び暗闇となる。途中で主催者側で明かりを点けていてくれるので助かる。 再び国道と合流するとすぐ脇に収容バスが停車している。歩道は広く歩き易い。25キロ附近手前で白石が苦しそうな歩きをしていたが、黙って追い抜く。雰囲気的には既に清里であるが実際はまだ先である。清里附近は道路工事が進められており、歩道の状況も怪しい。この附近になると20mぐらいの間隔で選手が歩いている。小海線の跨線橋手前で道路左側に横断する。気温もだんだん下がってくる。この時点で昨年より早いタイムとなり順調である。県境を越えると歩道が無くなりしばらくすると野辺山中継所に到着である。 中継所には柳橋、山浦の姿は無く今年も惨敗の予感がする。今回は10回連続踏破がかかっているので無理は禁物である。中継所で甘い紅茶をもらいスタート、ここからは道路右側の歩道を歩く。車道と歩道はガードレールで仕切られているが、歩道にゴミが多く歩きづらいので仕方なく車道脇を歩く。それでも前方に車のライトが見えるとガードレールの切れ目から歩道に移る。体の状態はあまり軽いとはいえないが足が痛くならないうちに距離を稼ぐため走ることにする。この附近で会う選手はほとんどが走っており、その方に引っ張られるように走り距離を稼ぐ。それでも走りなれていないのでしばらくついた後、歩きまた走るを繰り返す。そうこうしているうちに関門の市場坂に到着である。 市場坂は急激な下りで脚にもろに負担がかかる。特に国道から分岐した集落内の道は脚泣かせである。集落の手前にある鶏小屋では、まだ真っ暗なのに鶏が鴇を告げている。集落を過ぎると再び国道と合流する。 合流地点にはコンビニと牛丼屋(昔は早くから営業していた)があるが、わがチームでここの牛丼を食べて踏破した者はいない。もちろん牛丼が悪いのではなく、ここで休んだ為筋肉が硬くなってしまったためである。牛丼屋からはほぼ平坦な道となる。市場坂で脚力を消耗してしまったのかスピードが出ない。後続から抜いてくる選手に着けるだけ着いて距離を稼ぐ、湯川橋附近では抜いていく選手に着くこともできなくなってきた。すると前方に私よりまだヨタヨタしている選手が見えてきた。この選手を抜き再びアドレナリンを注入すべく近づくとなんと山浦であった。 氏は、もっとも体力的に厳しい状況にあるらしく、エネルギー補給のため自動販売機を探していた。氏によると、野辺山ドライブインにあるローソンで柳橋が「いなり寿司」を購入したのとことであった。しかも、すぐ前方にいるらしい。このことを聞き、全身に力が漲るところであったが、上半身には力が入ったが、下半身は消耗したままであった。それでも山浦が自動販売機に寄っている隙に雲隠れしようと先を急いだが既に脚がいうことを聞かず、逃げ切りに失敗した。 ドライブイン松原湖で飲み物を買っていると、山浦が追いついた。この後コースを車道左側にとり山浦に食らいつく。しかし、徐々に差を広げられ山浦の姿が小さくなっていく。その時後から走ってくる選手がおり、この選手の力を借り、無理を承知で走る。走り始めるとそれほど苦痛は無く、山浦に一気に追いつく。この猛迫に山浦が再び自動販売機に寄ったのでここぞとばかりに先行する。 この時点で前方に選手の姿は無く目標物が全く無い状態になった。また、雨が降り始めたことと、エネルギー不足になったのでローソンに寄った。ここで山浦に先行されることは予想の範囲であったが、それ以上に自分の脚力の消耗が激しく再び山浦に追いつく気力さえも無くなった。ただいまいましいのは、氏の姿が一向に視界から消え無い事である。 三条大橋附近では山浦の姿は視界から消え、後はタイムとの戦いである。しかし脚は重い。臼田バイパスに入る附近で前方から一人選手が落ちてきた。足の運びがばらばらである。彼も声は笑っているが脚は泣いているようだ。脚運びがバラバラになったら他の選手の脚運びをまねて歩くと結構回復する(わがチームではこれをストーカー行為という)。彼に私について来るように言い、この時刻なら8時30分までには到着できそうだと励ます。 彼と2キロぐらい歩いただろうか。復調したのか走り始めた。私も踏ん張って歩き、野沢西の信号手前で前方の選手と100mぐらいに差を詰めた。しかし天は我に味方せず、野沢西と野沢本町の信号で赤信号につかまってしまいあっという間にその姿を見失った。佐久大橋を越え中込の信号を過ぎると住宅街に入る。後は8時30分前に到着する事とこれ以上抜かれない事である。そのためしょっちゅう後を見ながら歩くことになった。幸いにも後には選手の姿は確認されず、国道のガードに到着する。ここで現在20位とのこと。これからは20位以内を確保するため必死である。雨の中傘をさしながら芋虫みたいにモコモコと歩く。前方に体育館の入口が確認できると後は時間との勝負。傘をさしながらゴールに突入。20位だと思ったら21位であった。しかもその20位は山浦であったとは。 |
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