西表島カヌー

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実施日:1月19(木)〜22日(日) 参加者:山出・湯殿
行程:18日(水)〜19日(木)自宅〜羽田空港〜石垣空港〜離島桟橋〜鳩間島〜西表島(上原)
    20日(金)舟浮湾カヌー
    21日(土)上原〜大原港〜離島桟橋〜石垣空港〜那覇
    22日(日)那覇〜首里城〜壺屋〜那覇空港〜羽田空港〜自宅
 いよいよ西表島舟浮湾でのカヌーツアーに出発である。今回の旅行は全て自前で計画を立て、航空券等の手配はネクサスツアーにお願いした。ネクサスツアーは格安であり、沖縄離島関係に強そうであるので、今回で3回目の利用である。

 18日午後10時に自宅を出発。経費節約のため、一般道路をひた走る。国道18号・17号は順調に飛ばす。途中北本附近で夜食をとり、再び羽田へ向けひた走る。笹目橋から環状八号線に入る予定であったが、そのまま直進してしまい、首都高五号線の真下の道を通る羽目となってしまった。それでもいつの間にか環状七号線に到達しどうにか羽田旭町の楽楽パーキングの駐車場に午前3時30分に到着する事ができた。そのまま仮眠をとり、午前5時の駐車場開店と共に手続きをし、羽田空港まで送ってもらった。空港第2ビルは初めての利用である。朝食は中華風かゆなるものと生ビールを頼んで午前6時40分発の飛行機で機中の人となった。
富士山
 沖縄方面へ行く場合、ほとんどJTAを利用するのであるが、今回は那覇から羽田の便でJALがとれなかったので、ANA(ANK)となったようである。それにしても座席ピッチが狭く3時間半の旅は超堪えました。ほぼ同型の飛行機であるので座席ピッチも同じだと思うが、今回のは狭い感じがした。

 石垣空港に到着し、タラップを降りると24℃の高温にいきなりさらされた。冬用の服を着用していたので既に汗全開である。空港から離島桟橋までは今回は路線バスを利用した。港前で下車し、八重山観光フェリーの代理店で乗船券を受け取る。冬季は上原航路は欠航が多いのであるが、今回は運行していた。この便は鳩間島を経由するので10分程時間がかかるとのことであるが、急ぎの旅ではないし、鳩間島へも行けるので願ってもない話である。
 船の出発まで時間があるので、趣味である郵便貯金(貯金額を増やすのが目的ではなく、通帳に郵便局長印を押してもらうのが目的である。)を八重山郵便局でした。 
八重山そばヤモミパフェ 公設市場の3階で、オリオンビールで乾杯の後、早速八重山そば(写真左)を食する。最初に沖縄そばなるものを食べた時は非常に不味い物と思ったが、現在では結構いける食べ物である。特に八重山そばは本島のそばより癖がないような気がする。その後、なぜか市場2階の喫茶室に入り、ヤモミパフェ(右写真)なるものを食べた。

 石垣島では、湯殿が楽しみにしている店がある。タイからの輸入品を扱っているアルバカという店である。以前石垣島に滞在したときにもこちらの店で象の刺繍の入った小物入れを購入している。象の刺繍が気に入っているらしく、今回も眺めていた。今回は買わなかったが、帰りには買うであろう。
サザンクイーン号フェリー与那国乗船時刻となり、船に乗り込む(写真左)、乗客は10名ほどである。この時間であるので観光客らしき姿は我々ぐらいで工事関係者が多いようだ。今回の上原航路は初めてである。船は港を出ると一気に速度を上げる。およそ55キロくらいのスピードでばく進する。右手に石垣島、左手に竹富島を見ながら西表島を目指す。船尾の船室はエンジン音がすごく、会話はできない。西表島の古見岳方面が見えてくるが、水蒸気の関係かはっきりとは望むことはできない。前方左よりフェリーが来る。与那国からの船(写真右)である。右前方に鳩間島が見えてくる。海面の色も紺色から青色に変色し、水深が浅くなってきたことを知らせている。鳩間島に入港するが、工事関係者らしき人々を降ろすとすぐに出発である。右手にサンゴのかけらでできた島を過ぎると上原港に入港である。港では浮き桟橋らしきものを建設中であった。
カンピラ荘まるま海岸 今回の宿はカンピラ荘(写真左)である。港からメイン道路に出て右手に3分ほど歩くと宿に到着である。西表島の民宿は本土の民宿と違ってまさに民宿である。本土の民宿は旅館並みの施設であるが、西表島はそのようなことは無い。だから宿泊料も安いのである。この安さが若い方に人気なのであろう。山出一人であれば、バストイレ共用でもよいが、湯殿がいるので奮発してバストイレつきの部屋である。といってもたいした額ではない。部屋は6畳とバストイレの部屋に分かれており、鉄筋コンクリート製の立派な構造である。もちろん華美なものは全く無く、テレビも無い。部屋にこもっていてもやることも無いので、まるま海岸(写真右)に行くことにした。

西表島の海岸はサンゴのかけらでできた浜なので白くきれいである。また、海の色から推測すると遠浅のようである。ただし砂浜の縁には海からのゴミが沢山あり、決して美しい浜とは言えない。もっともペットボトルの文字を見る限りは漢字やハングル文字なので西表島の人々が捨てたものではない。海は干潮に向かっているらしく、徐々に浜が広くなってきている。砂浜自体はそれぞれは長くは無いが、干潮で岩場を渡れるので結構長い距離を歩くことができた。浜にはウミガメの甲羅もあった。ヤドカリも沢山いてかまうと殻に引っ込んだ姿が面白い。浜から上がり、メイン道路を歩いていると反対側から家族連れの観光客3名が歩いてきて上原港はどこかと聞くので教えてやり過ごす。我々もこの先まで行っても何もなさそうなので引き返すと先程の観光客が道に迷っているようである。近づくとご婦人が海岸で遊んでいるときに何かに刺されて腕全体が赤く腫れていた。何が原因かなどと聞いてくるが、あまり安易なことを答えて死んでしまったら困るので、アンボイナに刺されたら死んでしまうといったら慌てて病院に行くといっていた。果たしてこの西表島の地にて病院にたどり着けたであろうか。

 今回、宿泊先のカンピラ荘を選ぶまでは紆余曲折があった。今回の旅の目的は船浮湾でカヌーをすることであった。当然自力でのカヌーは無理であるので案内をお願いするということで、ウエブサイトから船浮湾でカヌーツアーを行っている「某」に問い合わせをすると冬季は行っていないとのこと(無休で営業と書いてあるぞ)。他を探すとカンピラ荘でカヌーもやっているということで、問い合わせをすると無のつぶてである。仕方が無いので以前西表島横断のときにお世話になった方に問い合わせし、宿も同じ上原の某民宿をあたってみると船浮湾のカヌーはやらないというし、民宿もお休みとのことである。切羽詰って、ウエブサイトを探し回ると今回お世話になった「まんさくツアーサービス」がやっているらしいのでお願いすると快い返事であった。宿もカンピラ荘ではバツが悪いので以前に泊まった民宿に問い合わせをするとこちらも冬季休業とのこと。ということでカンピラ荘になったわけである。当初からカンピラ荘に宿泊の予定であったので結局は元に戻っただけである。だが、なぜ上原集落周辺にこだわったかというと、上原にはスーパー川満(写真左下)があり、交通手段の無い観光客にとって至極便利である為である。

スーパー川満無人販売所 スーパー川満でビールとつまみを買って「安着祝い」を行い、風呂に入ると昨日から寝ていないのでドット眠気が差し、夕食近くまで寝てしまった。
 西表島の夜は遅い。午後6時を過ぎてもまだ明るいのである。夕食後はやることも無いので再びスーパー川満でビールを買い込み、カンピラ荘でやっている無人販売所(写真右)で絵葉書を購入した。葉書でも書こうかと思ったが疲れていたので午後8時には寝てしまった。部屋に1月というのに蚊取りマットが置いてあったが、夜暑くて窓を全開にして寝ていたら蚊の襲撃を受け、誠に不本意であるが蚊取りマットの必要性を認識したわけである。
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