久しぶりの三角点訪問となりました。篭塔山は堂々の一等三角点（補点）です。標石も大きくどっしりとしています。ところがどうも標石が傾斜しているように感じ以前の写真（右）と比べると確かに傾斜しています。心無い方が標石を蹴って傾げたに違いない！ということで三角点は大切にしましょう。
場所ですが、左写真のとおり東籠の登山の山頂にあり絶対に間違う事はありません。山に登る元気があれば一番簡単に見つかる三角点です。
今回は、鉄塔沿いにある二つの三角点を訪ねました。栗生沢は、栗生沢集落（横堰）と聖集落を結ぶ林道から尾根伝いに登っていきます。夏期であれば藪になっているため発見は困難となりますが、この時期なら落葉しており、山の中も大変歩き易い。
設置場所は、横堰集落の見える尾根にありました。
栗生沢を訪ねた後、鉄塔沿いの作業道を登ります。麓からはこの附近に雲がかかっており、霧氷が降りているのが確認できました。我々が歩く頃は、晴れていて木々についている霧氷が美しく光っていました。
鉄塔沿いの作業道は綺麗に整備されており歩き易い。附近には赤松の大木が結構あります。道の勾配がきつくなり、左手の松林の中に三角点はあります。
三等三角点なので標石は大きく見栄えがしますが、松葉が多く頭の部分しか顔を出していません。
三角点踏破に決着をつけるため、残り３箇所を訪ねました。まず最初に、横割です。これまでに３回挑戦しましたが、藪に阻まれて踏破できませんでした。
横割は、点の記では滝ノ沢集落から入ることになっていますが、道路が既に廃道化しており、今回は御堂の大山紙神社より森を突き進む事にしました。踏破距離は伸びましたが、あっけなく踏破することができました。地目は畑ですが現在は荒廃地となっており、後数年で森林化してしまいそうです。
続いて楢原を訪ねました。奈良原集落の西側にあるマレットゴルフ場を登ります。距離は短いが急登です。稜線に出て少し下ると何でもないところに三角点はありました。以前訪ねた熊沢、上原と同じで標石はビカビカです。もう少し上部に見晴らしのよい三角点の設置に適している場所があるのに稜線の途中に設置した理由がわかりませんでした。
いよいよ最終回、児玉山となりました。名称のとおり、児玉さんの所有する山の山頂にあります。旧菅平有料道路の路肩に車をとめ、森の中に入り登りきると三角点はあります。少し離れた場所に祠があり、こちらは所有者一族の氏神様でしょうか。これにて東御市の三角点めぐりは終了となります。隣接する場所にも三角点がありますが、点の記では東御市ではありませんので除外させていただいております。
また、機会がありましたら訪ねたいと思います。